夏のセンシティブ肌対策

ゲリラ豪雨や高い湿度、連日の猛暑など、亜熱帯気候にシフトしたかのような毎日が続いています。
べたべたと不快感に包まれる夏、センシティブ肌(敏感肌)の女性の悩みは深まります。
ちょっとした変化にも敏感に反応する肌を、女性たちはいかにケアしているのでしょうか。
夏のセンシティブ肌対策の現実に迫ってみました。

 

刺激を与え過ぎないクレンジングが人気

汗をかきやすい夏。自分がかいた汗から刺激を受け、肌トラブルに悩むという女性が少なくありません。
しかし、汗を取り除こうと洗顔をまめにすると、今度は必要な皮脂まで取り除いてしまうこととなる–。これは、センシティブな肌の女性が陥りやすい悪循環です。

皮脂を適度に肌にとどめるために、まずクレンジング選びから熟考しましょうーというのが、最近の女性誌からの提案です。
こうした記事では、オイルタイプのクレンジングではなく、ジェルやクリームタイプのクレンジングが推奨されています。
とりわけ人気を集めているのが、ジュリークの「クレンジングローション リプレニッシング」。

お風呂の中でも(濡れた手でも)使える乳液タイプのこのアイテム、「湯船で全身温まってから使う」、「蒸しタオルで温めてから使う」という使用提案も、人気を後押ししているようです。

このジュリークの人気からうかがえるのは、「皮脂を落とし過ぎないようにすることがトラブル回避には欠かせない」という認識が女性の間に着実に広がっているということ。
過度な洗浄力は求められていません。
また、デリケートな目元は、専用のクレンジングを使い、必要以上に肌に刺激を与えるのは良くないという知識を持つ女性も非常に多くなりました。

目元専用のリムーバーとして人気なのが、マンダムの「ビフェスタ」。コットンに含ませて軽くすべらせるだけでマスカラが落ちる機能と、水ベースの商品設計が敏感肌の女性の支持も得ているのです。
敏感肌の女性は、何段階かに分けてメイクを落とし、皮脂のとりすぎに注意しているんですね。

 

セラミド、ライスパワー…、特定成分の訴求が鍵

乾燥も敏感肌女性の悩みの種。
というのは、空調の効いた環境がおのずと肌から水分を奪い、冬の冷気よりも肌を乾燥させてしまうからです。

そのため、適度な皮脂は残しつつ汚れはきちんと落として、その後は、たっぷりの化粧水で肌にうるおいを補給して、さらに水分が逃げないように乳液やクリームで保湿するとう手順でケアする女性が多くなっています。

 彼女たちに人気なのは、乾燥で肌から失われがちなセラミドを補うスキンケア化粧品です。
定番としては、花王の「キュレル」シリーズや、ライスパワーを配合したコーセープロビジョンの「米肌」シリーズなどが挙げられます。肌が乾燥すると毛穴が目立つようになりますが、この「米肌」は気になる毛穴に効果があると評判です。それも人気の理由でしょう。

 

美容のプロから支持を集める国産オーガニックブランド

敏感肌女性には、自然志向の人が多いため、オーガニック系のブランドもよく利用されています。
例えば、アムリターラです。
化学肥料や農薬を一切使わないオーガニックや野生の植物原料を80%以上使用しているアムリターラは「日本女性のために作られたオーガニック」が持ち味。
樺樹液をそのまま化粧水にし、非加熱にこだわって、こっくりとしたテクスチャーに仕上げた「ホワイトバーチモイストウォーター」や、アルガンツリーのオイルに野生のはちみつやホホバオイル、シアバター、ヒアルロン酸、ローマンカモミールエキス、毛穴を引き締める緑茶エキスなどを配合した「フィトエナジークリーム」は、美容情報をリードする立場にあるジャーナリストや美容ライターに大人気。
一歩進んだ敏感肌に愛用されている印象です。

 

 

「日本女性のために作られた」化粧水

オーガニックブランドに関しては、欧米ブランドの健闘も目立ちます。以前は、外資系ブランドは日本女性の肌に合わない、やはり日本のブランドでなければ、という声もありましたが、オーガニックに関しては欧米が先進国だからでしょう。

代表格が、ドイツのヴェレダです。
いくつのもシリーズがある中、敏感肌女性の利用が多いのは、アイリスの化粧水。
ヴェレダの中でも、日本の気候と日本人の肌を考慮して開発された日本限定の化粧水であり、肌に潤いを与えながら水分・油分や代謝のバランスを整える処方は、敏感肌女性の心をしっかりとつかんでいます。
このように、以前であれば、敏感肌専門に作られたシリーズや、ドクター系スキンケアが優勢を占めていましたが、現在の女性は、国内外資含めた多彩なシリーズの中から、自分の肌に合ったアイテムを選びとっている印象です。それだけ、化粧品のレベルが全体的に底上げしているのかもしれません。

また、敏感肌女性の人気の化粧品の共通項としては、使い方を丁寧に提案している点が挙げられます。
肌トラブルに陥りやすい彼女たちの支持を勝ち取るには、特定の成分や処方の訴求だけでなく、「こうして使うと効果があがる」という提案や啓発情報が必要、といえそうです。

 

 

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