UVケア+保湿=夏の美肌

年間を通して美白に励む女性が増えています。
同じように、保湿についても季節を問わず取り組む女性も目立っています。
気温が上がる夏には、とりわけ保湿の意識が高まります。エアコンが常時効いた環境で一日の大半を過ごす女性が増えているためです。
肌の内部の水分が奪われ、「インナードライ」現象が起きがちな環境で、女性はいかにして保湿に励んでいるのでしょう。
UVケアのみならず、潤いのある肌を追求する女性の意識を探ってみました。

 

保湿は通年のケアになった

まず、女性が夏にどのようなスキンケアを行っているかを見てみましょう。
第一三共ヘルスケアが2012年に、20~49歳の女性500名を対象に実施した「夏のスキンケア」にまつわる意識調査では、1位は「美白ケア」(61%)という結果でした。
紫外線が強まる夏にUVケアをこまめに使い、美白を保つーーというのは女性にとっては美の大原則。極めて一般的な取り組みです。
「美白ケア」に次いで2位にランクインしたのが、「保湿ケア」で37%。「美白ケア」にはおよびませんが、保湿への意識の高さがうかがえますね。
ちなみに、同調査では「冬のスキンケア」についても尋ねていますが、

1位は「保湿ケア」(69%)

2位が「美白ケア」(28%)

1位と2位が夏と冬で逆転している格好です。
このように、季節によってどんなケアにウエイトを置くかは違ってきますが、
もう保湿は通年のケアになったといっても差し支えないでしょう。

 

潤いのない肌は老けて見える!?

なぜ保湿は重要なのでしょう。
美肌にとって欠かせない要素であることはもちろんですが、「乾燥した肌は老けてみられる」というのも大きいようです。
ちょっと古いデータですが、常盤薬品工業が2011年に実施した「肌保湿に関する意識調査」によれば、約75%の男性が「肌が乾燥している女性は老けて見える」と回答していました。
それだけではありません。
老けて見える年齢を尋ねたところ、「平均7.8歳」というインパクトのある回答が得られました。女性にとって、これは見逃せない数字ではないでしょうか。
つまり、潤いのある肌は若く見えるということ。

保湿はエイジングを左右する要素であり、保湿ケアとはエイジングケアでもあるのです。

 

夏の保湿ケアのポイントとは

女性誌や美容誌、ネットのコスメ情報サイトをチェックすると、夏の保湿ケアのポイントは主に以下の4つに集約されます。

  1.皮脂を取り過ぎない洗顔料を選ぶ

  2.水分が蒸発する前に化粧水をたっぷりつける

  3.暑いからといって油分を省かず、乳液やクリームで肌にふたをする

  4.タオル美容をうまく取り入れる

1の洗顔料として女性誌や美容誌、ネットのコスメ情報サイトで推奨されているのが、たっぷりを泡立てて、肌を包み込むように洗う洗顔方法。

必要な皮脂を取り過ぎないための方法です。
アイテムとしては、暑さを解消してくれるからでしょう。
ザ・ボディショップの「クール&クリーミィ ウォッシュ TT」など、メントール配合の洗顔料が人気を集めています。

すっきりした洗いあがりが得られるという評判の酵素パウダーの洗顔料も夏に支持されている洗顔料の一つ。代表格が、カネボウ化粧品の「suisai ビューティクリアパウダーa」です。

 

保湿したいが、べたべたしたテクスチャーはイヤ

オイル美容の人気が続いていますが、夏にもオイルを使うという女性は、まだ少数派のようです。
しかし、「潤いを保つためには肌に油分でふたをする」という意識はしっかり定着しています。
そんな彼女たちが選ぶのが、潤い維持に効果的な乳液やクリームです。

乳液で人気を博しているのは、ソフィーナの「ジェンヌ ジェル乳液」。
乳液よりもライトなテクスチャーで、一見ぷるぷるっとしたジェル状態。
さっぱりとしたつけ心地ながら乳液としての保湿力を備えている点が女性の心をつかんでいます。
清楚で爽快感のある白いパッケージも好評です。

このように、夏に女性が求める保湿のためのスキンケア化粧品のキーワードは「すっきり」「さっぱり」「爽快」といえるでしょう。
皮脂の取り過ぎは良くない、油分を補給することはわかっていても、
ベタベタとした重さのある化粧品は使いたくないという女性の本音が透けて見えます。
残念ながら生産中止になってしまいましたが、清涼感のあるユーカリエキスやミントエキスを配合し、チョコレートミントの香りを特徴としていたRMKの「シャーベット モイスチャーライジング ソープ」は、女性が好む夏のキーワード満載の洗顔料でした。いまでも生産再開を望む声が後を絶ちません。

商品名の通り、シャーベットを思わせるシャリシャリとしたテクスチャーが特徴のこの洗顔料は、肌の上にのせると不思議なことに、クリームのようなマイルドなテクスチャーに変わりました。こうした変化も人気の要因だったのです。
TPOに応じて化粧品を使い分ける女性たち。
季節によってもスキンケアの中身は違います。夏の保湿に効果的で、かつ夏に使いたくなるようなテクスチャー、香り、使い心地、パッケージのアイテムの登場が待たれますね。

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