紫外線対策最前線

まもなく紫外線が強くなるシーズンに突入します。年間を通しての紫外線対策が当たり前となったいま、女性たちはどのような対策を強化しているのでしょう。紫外線対策の最前線をのぞいてみましょう。
女性誌の最新号に目を通すと、いかに「スッピン」をキレイに保つか、いかに白い肌を保つかの特集が目立ちます。紫外線防止に関する女性たちの関心事を分類してみました。

1.パーツごとの対策を怠らない

肌はもちろんのこと、髪の毛、唇、デコルテ、足、指に至るまで、現代女性は熱心に紫外線対策を行っています。こうしたニーズを受けて、UVカット機能を備えた化粧品のバリエーションが急激に増えてきました。ベースとなる日焼け止めクリームや乳液にはじまって、ファンデーション、パウダー、口紅、グロス、ヘアスプレー、ハンドクリームなどなど、細かなパーツごとの日焼け止めアイテムがますます充実しているのです。スキンケアの分野では「これ1つですべてOK」のオールインワンアイテムが人気を集めていますが、こと紫外線対策に関しては「ポイントアイテム」の人気が目を引きます。

2.日焼け止めグッズも平行して使用

最近の女性は日傘をさすのは当たり前。日傘にプラスして、さらに帽子をかぶり、手袋やアームカバーまで着用して完全防護体制を敷く女性の姿が多くなったと思いませんか。
マーケティング会社エルネットがネット上で昨年実施した調査によれば(有効回答数1607)、「日焼け止めを塗る」女性は全体の88%!!、「日傘をさす」は53%、「帽子をかぶす」は40%、「長袖・長ズボンなど肌を出さない服を着る」が27%、「手袋やアームカバーをつける」が24%、「サマーマフラーを巻く」が13%という結果でした。
注目すべきは「サマーマフラー」というアイテムです。マフラーを巻くスタイルがトレンドになっていることもあり、夏にマフラーを首に巻くのは馴染みのある光景となっていますが、これはファッションだけでなく紫外線対策というきわめて現実的な目的も果たしているんですね。ますます高まる日焼け止め志向を考えると、サマーマフラーの人気はこれからも続きそうです♪

3.メイクの上からも使いたい

女性の支持を得る化粧品にはいくつかの共通点がありますが、その1つが「手間がかからず面倒でない」こと。日焼け止め商品の中で、女性の横着な志向に応えた手間いらずアイテムといえるのがメイクの上から使えるスプレータイプの商品です。
化粧をしたままシュッとスプレーするだけ、つけた瞬間からサラサラ、重ねづけしてもムラになりにくい。そんなお手軽アイテムがこの春マーケットに数多く誕生しています。小林製薬の「ヒガサンヌ」や石澤研究所の「紫外線予報」など、低価格の商品も充実してきました。こうした商品は女性の携帯必須アイテムになりつつあるのかもしれません。

ここで重要なポイントは、メイクの上から使える紫外線予防スプレーを使う女性の多くは、1に挙げたようなポイントアイテムも使い、さらに2のような日焼け止めグッズも同時並行的に使っているということです。念入りに紫外線対策を施した後、さらに仕事中にもこまめにスプレーをふきかけて、徹底的に日焼けを防ぐのがいまどきの女子たちの紫外線対策法。「念には念を」スタイルなのです。

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