入浴用化粧品

どの人も毎日お風呂に入っている国・日本。
中でも女性は、よりキレイになるためにお風呂タイムを積極的に活用しています。
そこで、今回は「入浴用化粧品」をクローズアップしてみました。

日本女性は大のお風呂好き

日本人は世界一のお風呂好きと言われます。いい気分(温泉)それは本当なのでしょうか。
他国と比較した最近のデータはありませんが、2009年に健康食品や化粧品のマーケティングリサーチをしているヒューマが実施した調査によれば、ほぼ毎日お風呂に入っている男性は79%、女性は89%。
入浴時間は、7割が20分~30分。極めて高い数字であることは確かでしょう。
また、リビングコミュニケーションサイト(LICO)が2011年に実施した調査では、必ず湯船につかるのは男性が44%、女性は52%。女性のお風呂好きがよくわかりますね。いい気分(温泉)ちょっと古いデータですが、ネット上でアンケート調査を行っている25CINQの2007年の調べによれば、入浴剤を使うという人の割合は約62%にのぼっていました。
最近は入浴剤のバリエーションもぐんと増えていますから、入浴剤の愛用者はさらに増えていることが予想されます。

進化する入浴用化粧品

次に、お風呂で使う化粧品について考えてみましょう。
みなさんはどういうアイテムをイメージされるでしょうか。
入浴用化粧品という言葉はずいぶんと普及していますが、そのほとんどは入浴剤を指しています。
湯船に浸かって体をリラックスさせて、心身ともにキレイになりましょう、という意味合いで「化粧品」という言葉が使われているんですね。
「キレイ」を追求するものはすべて「化粧品」というわけです。
ただし、入浴用化粧品の中身は以前とは大きく様変わりしています。
20年ほど前までは、入浴剤というと「○○の湯」といった温泉系の入浴剤が多数を占めていました。
しかし、現在はどうでしょう。
ハーブや笹といった植物系素材の入浴剤あり、鉱物配合の入浴剤あり、パパインに代表されるようなタンパク質分解酵素入りあり、炭酸ガス系ありと、多岐に渡っています形状もさまざまです。
パウダー、リキッド、重曹にクエン酸を混ぜてつくられた球状のバスボム、ソルトなどなど、入浴用化粧品の選択肢は広がる一方です。

個性豊かな海外ブランド

ここで、女性に人気の入浴用化粧品の顔ぶれを見てみましょう。
長く安定した人気を誇っているのがフランスのタラソテラピーブランド・フィトメールの「オリゴメール」。
ミネラルを豊富に含んだブルターニュ地方の海水からできた岩塩のみの入浴剤は、固定ファンを獲得しています。
洗練されたイメージや高級感、上質感ではトップクラスのブランドでしょう。
外国製品では、ドイツからやってきたクナイプのバスソルトも根強い人気ですね。
ハーブを使い、薬効をアピールしているクナイプはいかにもドイツらしい入浴用化粧品ブランドではないでしょうか。
バスボムを多数揃えたイギリスのラッシュも人気ブランドの一つです。
ラッシュの最大の特徴は、「バスタイムを楽しく演出する力」。人気の高いアイテムの「黄金のセレブレイト」は、
バスタブに入れると、ゴールドラメのお湯に小さなカラーボムが次々と溶け出すという仕掛けのバスボムです。
ラッシュならではの商品でしょう。
疲れを癒し、リラクゼーションをもたらすというよりも、バスタイムをハッピーに過ごし、明日の活力を養いましょうというのがラッシュのアプローチなんですね。
そんなラッシュが次々に送り出す見た目も仕掛けも楽しい入浴剤の数々。
新作を楽しみにまっているファンはたくさんいます。

アユーラの入浴用化粧品が強いワケ

日本のブランドも負けてはいません。
その代表格が、アユーラの「メディテーションバスα」です。
アロマティックハーブの安らかで穏やかな香りと繊細な容器は、心身の疲れを優しく解きほぐしてくれると評判です。
アユーラのオンラインショップでの売り上げナンバーワンは、いつもこの「メディテーションバスα」。
化粧品ブランドのアユーラでこんなにも入浴用化粧品が売れているという事実は見逃せません。
女性がバスタイム用コスメを重視している表れです。
入浴用化粧品がここまで人気を集めている化粧品ブランドはアユーラ以外あまり例がありません。
アユーラの「東洋美学できれいなる」 というコンセプトが、お風呂好きの日本女性の志向と極めて親和性が高いのでしょう。
日本ならではの入浴用化粧品といえるのが、日本酒を用いたアイテムです。
福光屋の「すっぴん酒風呂」に代表されるようなお風呂用にアレンジした日本酒をはじめ、米ぬかを用いた日本盛りの「米ぬか美人」のような入浴剤など、さまざまな商品が登場しています。
さて、このように見て行くと、コスメブランドのラインナップの一環として入浴剤に力を入れているところはそう多くないことにお気づきでしょうか。
先に紹介したアユーラと、ジルスチュワートの「フラワーバスソルト」があるくらいです。
でも、女性にとってはスキンケアやメイクアップタイムと同じようにバスタイムも自分を磨きキレイに仕上げる大切な時間。
この領域、開発の余地がありそうですよ。

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