プレスリリース 2010.8.20 化粧品産業のドル箱、アンチエイジングクリーム市場動向

◆化粧品産業のドル箱、アンチエイジングクリーム市場動向

アンチエイジングクリームとは、直訳すれば「老化を防止するクリーム」。
化粧品に女性が求める機能はさまざまですが、近年、急速に重要性が増して
きたのが、この「アンチエイジング」という機能でしょう。
実年齢よりも若く見せたい、5年前あるいはもっと前の肌を取り戻したいという
女性の志向は高まるばかり。  そんなアンチエイジング機能がもっとも求められるアイテムといえるのがクリームです。
最近のアンチエイジングクリームの市場動向を参考に、この秋の商品開発のヒントを見ていきましょう。

1. 価格の上昇:高価格が売れる!?
1万円以上は当たり前、3万円、5万円のクリームも好調です。
スキンケアの最後をしめるアイテムとして、「クリームなら多少高くても」という意識が働いているようです。

2. 加えて、求められる美白機能
アンチエイジングクリームだからといって、女性は「シワ防止」だけを求めているわけではありません。女性が考える理想の肌とは「しみやシワが少ない、ハリのある白い肌」。つまり、アンチエイジングクリームには美白機能も求められているのです。

3. サプリメントとの同時使用
5でも触れますが、「成分マニア」な女性が増えています。体の内側からと外側からの両方からアンチエイジングに励もうと、サプリメントとアンチエイジングクリームとを同時使用する女性は少なくありません。サプリメントと連動したアンチエイイングブランドの台頭が予想されます。

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どのような成分が肌のどこに効果をあたえ、結果として自分の肌が
どのようになるのか。論理的な左脳への情報が必要不可欠。
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4. 医療テクノロジーや科学的な根拠
ヒト成長ホルモン、ボトックス、DDS、遺伝子レベルの技術などを用い、
科学的具体的効果をうたった化粧品に女性は新しい価値を見いだしています。
従来、美容雑誌やインターネットなどメディアに流れる情報に触れ、医療の世界でしか使用されることのなかった専門用語の知識が深まっているため、科学的な根拠を示す言葉や用語への違和感がなくなっているのです。

5. 成分へのこだわり
漠然としたクリームではなく、「白金ナノコロイド」「CQ10」「ビタミンA」「ビタミンE」「フルーツ酸」といった特定の成分に強く惹かれる傾向があります。
サプリメント使用の日常化で、これら成分に関する知識が女性たちに違和感なく普及したという背景も無視できません。

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嗅覚・触覚・視覚
感覚的な右脳への訴求も商品開発の大切なポイント。
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6. 自然な香りが好評
訴求する効果成分とは別に、スキンケアの最後に使うアイテムだけに、自然の優しい香りを好む女性が多い傾向があります。
具体的には、微香なローズ、ローズマリー、イランイラン、西洋くちなし等が好評。
あまりに強いフローラルな香りや無香料は敬遠される傾向があります。
「香りで優しくほんのりと癒される」感覚が日本女性の好みです。

7. テクスチャー重視
日本女性のテクスチャーへのこだわりは非常につよいものがありますが、中でも、クリームに対してはシビアな選別眼を持っています。固すぎず、柔らかすぎず、伸びが良く、かといってさらさらではなく、クリームとしての適度な「コク」を備えたクリームが、日本女性の志向にもっとも合致しているといえるでしょう。

8. クリームの質感・色と容器の色
開発時には、クリームと容器の色にも配慮します。通常のクリーム容器の内側は清潔感もあり、白の素材がほとんどです。容器に入れてみて、思ったよりクリームが黄色かった・・・ということも、目の錯覚であります。
使用する女性たちは、クリームの質感(ジェル状・半透明・不透明・等)とともに、色からもクリームの効果を無意識に感じ取っているのです。

このように、女性の志向は一つにとどまりません。「香りで癒されながら」、少しでも「若さを取り戻し」、「白い肌」も手に入れたいと願う。
欲張りで成分マニアな女性に応えるアンチエイイングクリームは市場で確かな位置を占めていくことでしょう。

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