プレスリリース 2011.2.28 ゆらぎ肌の対策法を探る

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ゆらぎ肌の対策法を探る
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花粉症が猛威をふるい始めるこの時期は、肌のトラブルに悩む女性が急増する時期。
こうした女性の肌は3年ほど前から「ゆらぎ肌」と形容され、女性誌での特集も増えてきた。
今月は、「ゆらぎ肌」が生まれた経緯やその対策法について探ってみた。

1. 女性のニーズを顕在化した「敏感肌」
ゆらぎ肌以前にも、トラブルに見舞われやすい女性の肌はさまざまな言葉で形容されてきた。
30年近く前に話題となったのが「敏感肌」という表現。この名称が登場するや
「自称敏感肌」の女性が急増。
日本能率協会総合研究所の調べでは、20 代は敏感肌の自覚が最も多い世代で、66%の女性が敏感肌、
もしくは敏感肌の傾向があると自覚している。
また、10 代、30 代、40 代も約6 割が敏感肌だと自覚していた。
しかし、50 代になると、敏感肌傾向だと感じている女性は44% 。
比較的若い世代の方が敏感肌だと感じる傾向が高いようだ。
こうした女性の悩みに応えて、たくさんの敏感肌対応型化粧品が発売されている。
わかりやすい名称が、肌に悩みを抱えている女性のニーズを顕在化し、敏感肌市場という
一つのカテゴリーを形成していった。

2. 洗顔法重視の「インナードライ」
敏感肌に続いて、女性の心をつかんだのは、インナードライ、つまり隠れ乾燥肌という言葉。
乾燥肌という言葉自体は以前からあったが、インナードライとは一見オイリー肌に見えて実は奥は乾燥している肌のこと。
「皮脂が多いからと油断をせずに、保湿を心がけたケアをしよう」、
というメッセージが秘められている。
敏感肌対策もインナードライ対策も、共通するのは洗顔法と保湿を重視している点。
肌を刺激しない優しい洗顔と徹底した保湿。
女性誌では、この二大対策法をクローズアップした特集が多数組まれてきた。

3. 「ゆらぎ肌」の登場
3年ほど前に新たに生み出されたのが、「ゆらぎ肌」という言葉。
オールシーズン登場するインナードライや敏感肌と比べて、ゆらぎ肌はほぼ春シーズン限定。
なぜか?
ゆらぎ肌とはそもそも、寒暖の変化が激しく、空気が乾燥し、スギやヒノキの花粉の影響など
不安定なコンディションに陥った肌を指すが、原因として外部環境だけではなく、
卒業、入学・入社、人事異動といった生活環境の変化によるストレスの増加も指摘されている。
外的な環境変化とそれに伴うメンタル面でのストレスが生まれやすくなる時期に見られるトラブル肌、
それが「ゆらぎ肌」というわけ。
メンタル面での変化も一因とされているのは、過去の敏感肌やインナードライと異なる点。
そのため、女性誌のゆらぎ肌特集では、洗顔法や保湿だけでなく、規則正しい食生活や質の良い睡眠、
心地よくリラックスできるバスタイムの過ごし方までもが紹介されている。
アロマを使ったリラクゼーションの方法を採り上げる女性誌も少なくない。
ゆらぎ肌対策の化粧品としては、あらかじめ泡状になって出てくる洗顔料や化粧水と乳液が一体化した化粧液、
顔に触れずにつけられるスプレータイプの化粧水など、刺激の少ない洗顔やお手入れを可能とする
アイテムが発売されているが、自称ゆらぎ肌という女性の心をつかむには、化粧品だけでなく、
ボディケアや入浴剤にまでトータルで気を配る必要がありそうだ。

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